先日気付いたこと

 数日前から、(↑)こんな作業をしています。

 オビツドールの簡易スカートになる予定です。


 で、こんな作業をしながら、自分の観念を発見しました。


 それは……「完成までが早いほうが、スキルがある」という

 謎の思い込みでした。


 リズムよく、ハイスピードなミシンで

 ランドセルを作りつづけるような

 それが、職人なのだと。

(もちろん↑は、素晴らしいランドセル職人さんです)


 でも、それが手縫いのドール衣装に当てはまるかというと

 そういった産業ではないので……。


「一筆入魂」 って言葉、ありますよね。


 ふと思ったのです。


 これって、「一針入魂」じゃないの? って。


 赤ちゃんの服には、素材や縫い目で特別な配慮が必要なように……

 人形の服だって、その人にとっては特別なものです。


 それなのに、そんな「ささっと作ってしまおう」という意図でできた衣装って

 なんか違うよなぁ……? と、悩んでしまったのですよ。笑


(繰り返しますが、職人さんのランドセルについてを「さっさと作ってしまおう」で出来ているものだとは言ってませんよ! 設計段階で緻密な配慮があり、私はランドセル大好きですよ!)


 どうせ自分の人形に着せるなら……

 一針一針、時間を惜しまずに作られたもののほうが……

 なんか……

「嬉しい」です。笑


 きっと、着せてもらうお人形さんも

 そのほうが嬉しいんじゃないかなと……。


 結論は、そこに辿り着きました。


 身近なところに、考えるテーマはいろいろあります。

 退屈な毎日のように思えても、どこに面白い要素があるのか……

 本当に、この世は目の離せない世界ですねぇ。(しみじみ)

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