責任感

 おはようございます。 土本です。

 公ではよく、「責任感を持て」と言いますよね?


 少し気になることがあったので、今回はこちらをテーマにして

 私論を展開したいと思います←


 例えば、です。

 おしゃべりサロンでは、「過去も未来も今にある」

「今を生きてください」「今、遊びたいなら、そこにお金を使っても良いのでは?」

 と、お話しすることがあります。


 多くの場合(サロンの外を含めて)、未来のために「貯金したいです」

 お金は「将来のために」とっておきます。

 そういう答えを持っているパターンが多いですね。

 もちろん、どこでもその様に教わってくるわけです。


 ある時、私の父が言いました。

「遊び足りない大人ほど、無駄遣いをしやすいんだ」

 私はこれに驚きつつも、自分を振り返ってみます。


 私は諸事情で、若くして大金を持っておりました。

 例にもれず、それを将来の備えにしようと思っていました。


 しかしある時、

「このお金で、過去の夢を叶えないと、ぜったいに後悔する」とか

「そもそも大金が手元にあったら、自分は余裕こいて、何もしなくなる」。

 そう思い、ほぼ使い果たしました。


 馬鹿だなぁ、将来いくらお金が必要かも分からないのに。

 そう思うかもしれないですが……


 この行動で、私はあることに気付きます。

 それこそ、父の言葉の意味でした。


 私はまだ単身なこともあり

 好き勝手に、好きなことに、お金を使いまわった結果……


「やりたいこと」の9割は「どうでもいいこと」に変化していました。


 自分が何をしたかったのか?

 本当のあこがれ(作品を作ることです)だけが、目の前に残っていました。

 そして、アレを食べたい、あそこに行きたい……

 これらの一時的な欲求は、私の奥底を満たしてはくれませんでした。


 本当の意味で自分が求めるものは、非常に数が少ないことに気付きながらも

 それ以外の一時的欲求を満たしまくった私は


「自分の真の欲求以外は」ほぼ「どうでもよくなりました」


 ええ、ここで何が言いたいのかというと……


 最終的に、「無駄遣い欲求」が「ほとんど消滅しました」。

 どうでもいいことに、お金使いたくないじゃないですか←ぁ


 そして、少しずつ「使わないお金」の比重が「増えていく」わけです。


 で、です。

 それが責任感とどう関係あるの? というところに戻りますが。


「ある程度の欲求を満たすことで、自分を知れる」

 ↓

「自分がどうしたいのかが分かる」

 ↓

「自分の行動を自分で選べる」


 つまりはそういう事なんですね。

 自分の行動を自分で選ぶ。

 人任せにはしない。


 それって、究極の責任感じゃないですか?

 自分で選んだことに責任を持つ!

 

 〇〇さんがそう言ってたから、私はそうした。

 別にそれでもいいのですが、この時人は

「だから、〇〇さんの責任」と考えがちです。


 実際は、〇〇さんの意見を「採用」した「自分の責任」なのに、です。


 自分を知らないことで、

 周りに見栄、プライド、常識といったエゴをくすぐられて

 たいして使わないものを、必要なものと錯覚する。

 これが本当の意味で、「無駄遣い」なのではないかと。


 というより、「自分の行動を自分で選ぶ」というのは

「自分の機嫌を自分でとる」という意味においては、最高の責任なわけです。

 自分の機嫌は人任せ、相手次第、って……すごい傲慢じゃないですかね。



 最後にもう一つ、ここに書きたいのですが。

 責任を取ると考えた時、私たち人間は通常「自分」のことを指します。


「責任を取る」ために「自分の価値観」で動くわけです。


 でも責任って、誰のために取るのでしょうかね?


 失敗して周りに迷惑をかけたとして、

「自分の価値観」で責任を取るのって、どうなんですかね。


 何か失敗した際に、周りは「あなた」に「責任ある行動」を求めるわけですが

「あなたの価値観」で「責任ある行動」をすると、

 責任を取るどころか、恥の上塗りになることもあるわけです。

 その後始末をするのは、周囲の人々かもしれないですよね。


 責任を取ってほしいのは、誰なのでしょうか。

 別に、全ての状況において、相手の言いなりになれとは言いません。


 ただ……


 自己判断で動き、失敗したことに対して

 自己判断を上乗せするのは

 責任の取り方として、どうなのかなぁ、と。

 少しでも、周囲の意見に耳を傾けたほうがいいのではないかと……。


 そう思うような出来事がありましたので、

 ちょっとだけ、こちらに公開してみました。


 皆様はどう思いますか?


 こういった記事をきっかけに、

 自分の思考を細かく分析する助けになれば、それは私にとって喜びです!

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